相続した倉敷市の実家──遠方在住で管理できず、売却のご相談へ

当社には「倉敷市にある実家を相続したが、住む予定がなく管理が難しい」というご相談が年々増えています。
今回ご紹介するのは、関西方面にお住まいの売主さまからいただいたご依頼です。
売主さまはご高齢で、すでに免許を返納されており、倉敷まで頻繁に来ることができないご状況でした。
相続後はご実家が約1年半ほど空き家となり、建物の維持・防犯・書類管理への不安が高まっていました。
また、ある程度の家財整理は済んでいたものの、
冷蔵庫・洗濯機・エアコン・タンスなどの大きい家財がそのまま残っており、処分や移動が難しい状態でした。
こうした空き家特有の問題が重なり、
「遠方でも手続きを進められるのか?」
「売却方法はどうすれば良いのか?」
とご相談いただいたのが本件の始まりです。
現地調査で“未登記部分”を発見。売却前の重要ポイントに

現地調査を行う中で、建物に未登記の増築部分があることが判明しました。
未登記部分は、売却手続きに影響する可能性があるため、事前整理が必須です。
しかし、売主さまは遠方で、必要書類の取得や役所手続きが難しい状況。
そこで当社が、
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必要書類の一覧整理
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家屋調査士との調整
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登記申請の代行
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書類の郵送・オンライン対応
など、売却準備のすべてをワンストップでサポートしました。
売主さまからお預かりした書類の中に活用できるものがあり、
その結果、建物の表示登記費用を約1万円抑えることができました。
仲介か買取か──メリットとデメリットを比較しながら最適な売却方法を提案

売却方法は、
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仲介による販売
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不動産会社による買取
の両方を比較検討いただきました。
売主さまが抱えていた課題は、
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遠方在住で移動が難しい
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免許返納で車が使えず、来訪回数を減らしたい
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大きな家財の片付けが大変
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空き家期間が長く、防犯・維持管理に不安がある
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未登記部分の整理が必要
こうした状況を総合的に踏まえ、
“1回の来訪で契約と決済を完了できる買取” が最も負担なく進められると判断されました。
買取であれば、
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物件の荷物はそのままでOK(家財の撤去を買主側が対応)
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売却期間が短く、すぐに現金化できる
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売主の立会いが最小限で済む
こうしたメリットが大きいため、今回のケースに非常に適した方法でした。
当日の契約・決済は“1日で完結”。遠方の売主さまに最適な流れ

買取では、
契約 → 残代金の受領 → 鍵の引渡し
を同日に行うことが可能です。
決済当日は、売主さまが関西方面からお越しになり、
そのまま司法書士・買主と調整しながら手続きを進めました。
事前に、
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決済計算書
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登記関連書類
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清算金の詳細
などをすべてお送りし、オンラインで確認いただいていたため、
当日は非常にスムーズに流れました。
結果、売主さまのご来訪は最小限で、無事にお引渡しまで完了。
後日、
「遠方に住んでいても安心して任せられた」
「短期間で売却できて本当に助かった」
との温かいお言葉をGoogleクチコミでもいただきました。
倉敷市で不動産売却をご検討の方へ──遠方でも負担なくお任せいただけます

今回のケースのように、遠方にお住まいの方は、
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空き家の管理ができない
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家財がそのまま残っている
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相続書類の準備に不安がある
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現地に行く回数を減らしたい
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未登記部分がある
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免許返納で移動が難しい
といった複数の不安を抱えています。
おおたか不動産では、
調査 → 売却方法の選定 → 登記 → 契約・決済
まで、遠方の売主さまでも安心して進められる体制を整えています。
倉敷市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ一度当社へご相談ください。
地域密着の小さな不動産会社として、一つひとつ丁寧にサポートいたします。
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【執筆者プロフィール】
有本 博一(ありもと ひろかず)
株式会社おおたか不動産 代表取締役
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
倉敷市を拠点に37年、1,000件イ以上の売買実績と経験を持つ不動産のプロフェッショナル。倉敷市内の土地、戸建て住宅、マンション、空き家などの不動産売買を専門として、長年の豊富な知識と経験で丁寧なサービスを提供しています。
お客さまの不動産売買に関する様々なお悩みをサポート致しますのでお気軽にご相談ください。

