倉敷市でも徐々に高齢化が進行し、相続や資産の管理に関する相談が増えきました。 特に、不動産を所有するすべての高齢者の方にとって、将来のために生前に資産をいまから整理することは家族の負担を軽減する大切な選択肢です。
今回は、家族信託を活用して倉敷市内の不動産を売却した事例、そのメリットと手続きの流れをわかりやすく解説します。
1. 高齢化が進む倉敷市の現状
2024年6月末時点で、倉敷市の高齢者率は28.0%と、4人に1人以上が65歳の高齢者となっています。 特に75歳以上が16.4%、85歳以上が5.0%と、高齢化社会に突入している状況が分かると思います。
このような中、以下のような悩みが増えています:
- 「自分の資産を家族がうまく引き継げるようにしたい」
- 「将来の介護費用や相続税に備えたい」
- 「相続時のトラブルを防止したい」
これらの課題に対応するための手段として、家族信託が注目されています。
2. 成功事例:倉敷市での家族の財産を活かした不動産売却
事例概要
倉敷市内でご相談いただいたAさま(80代)のケースをご紹介します。
- 売却物件:土地120坪、建物70坪(築35年)
- 売却価格:2,200万円
- 背景:認知症の傾向があるAさまは医療機関から家族信託の提案を受けました。今後、同居するお子さまと住替え予定があったため資産をスムーズに買い替えする準備として、不動産売却を希望されました。
解決の流れ
- 家族信託の契約:Aさまが信託者となり、同居するお子さまを受託者として指定します。資産管理や売却の権利を信託契約で明確化しました。また、Aさまの所有する不動産には家族信託の登記をしました。
- 売却活動:契約、登記完了後、当社の地元の地域密着型の購入希望者リストを活用し、買主さまとの間でマッチング。
- 売却完了:売却代金はAさまの口座で管理され、買い替えの不動産購入に利用できるように致しました。
この手法により、Aさまご自身が安心して資産整理を行うとともに、相続手続きの簡略化も実現しました。
3. 家族信託のメリットとは?
家族信託を活用することで、次のようなメリットが得られます。
① 資産管理の柔軟性
家族信託では、資産の管理・運用・売却を柔軟に解決します。 特に不動産の売却は、認知症など本人の意思表示が確認できない場合は困難ですが、家族信託の登記をすることにより可能となります。
②相続トラブルを未然に防ぐ
明確な契約内容があれば、遺産分割協議を簡略化でき、家族間のトラブルを防ぐことができます。
③認知症リスクへの対応
高齢化社会では、認知症による資産凍結のリスクがございます。家族信託を活用すれば、信託契約に基づいて受託者が資産を管理できるため、迅速な対応が可能です。
4. 倉敷市の遺言・相続対策もご相談ください
当社では、家族信託のほかにも、遺言を活用した相続対策の実績があります。倉敷市の不動産市場に精通したスタッフが、お客さまの状況に応じた最適なプランをワンストップでご提案させていただきます。
ちなみに、以下のような内容もサポート可能です
- 遺言を活用した資産分割のアドバイス
- 高齢者の方の住み替えや賃貸活用のご相談
- 生前贈与を含む相続対策など
5. とりあえずの資産整理は「おおたか不動産」にお任せください
高齢化が進む倉敷市では、不動産の資産整理がますます重要となっております。家族信託や遺言などを活用し、将来に備えた計画を立ててみませんか?
相続時の財産分与について心配な方には、検認が不要な遺言書の公正証書遺言または法務局の自筆証書遺言書保管制度もお勧めしております。
家族信託登記や遺言書のことなど、大切な資産でもある倉敷の不動産の関して丁寧にご説明致しますのでお気軽にご相談くださいね。
倉敷市内でのお住み替えや実家の空き家の不動産売却など、土地や一戸建て住宅、マンションの売りたいお客さまのお気持ちに寄り添いながら疑問やお悩みを、不動産売買の専門家として地元倉敷で36年お手伝いしてきたプロフェッショナルが丁寧に解決いたします。
倉敷市での不動産売却や相続に関するお悩みは、地域に密着した「おおたか不動産」にお任せください